散り際の美学
2021.04.02
皆様、いつも当店ブログを見ていただきありがとうございます。
このブログを見ていただくころには桜は満開なのでしょうか。
それとも、散りゆく桜か。
日本には、『散り際の美学』という言葉がありますよね。
鮮やかに咲き誇り、頂点に達したところで一気に散る・・
全ての人々の心の隙間を埋めることなく、ぼんやりとした美しい記憶を残したまま
儚くも、散っていく。
それを美学と解釈できるのは、日本人に繊細な心遣いがあるからではないでしょうか。
さて、クルマにも、惜しまれつつ生産・販売終了したものがあります。
その中でも、トヨタ車としても実にエポックメイキングだったクルマを1台紹介します。
トヨタ・ポルテ
初代は平成中ごろに誕生、2代に渡り販売されてましたが、惜しまれつつ昨年、最近販売終了となりました。
全長4m以下、助手席大開口スライドドア、超低床設計、左右非対称ドアなどが特徴。
助手席は開口部が大変大きく、床も低くて乗り降りがとてもしやすいです
乗り降りもステップに段差が一切なく、スライドドアの恩恵で脚の出し入れもかなり楽ちんです
因みに、通常ドアの場合は・・・
このように乗り降りはしにくい場面もあります
そして、後部座席左側には、子供用の身長計があります。
他にも、車内には実用的な収納スペ-スがあったりと・・
とにかくすべての人が使いやく、バリアフリ-でフレンドリ-なデザインにこだわった名車。
小さい子連れのママや、足腰の悪いお年寄りの方に、今でもとても人気がありますし、中には、
『前に乗ってたけど、乗りやすくて本当に重宝したいい車だったなぁ』なんて声もチラホラ。
名車であることは間違いないと思います。
しかし、『100年に一度の大変革』と言われる昨今トレンドの電動化の仲間入りすることなく、
散りゆくサクラのように、儚くも昨年終了となりました。
開発に莫大なコストがかかる、左右非対称ドア、低床化技術、そしてデザイン・・
どれをとっても、トヨタらしからぬ、でも、トヨタにしかできない、そんなクルマ。
中古車の台数としてはそれほど多くないですが、ぜひぜひオススメしたいクルマです~
当店のストレスフリ-な大きな展示場で、スライドドア全開にしちゃって見てくださいネ
ハイブリッドの中古車
2021.04.01
皆様、いつもブログを見ていただきありがとうございます。
今年も早いもので、もう3分の1が過ぎようとしてます。ちょっとはやすぎなぁい?
とつい思ってしまします。年齢重ねるとなんでこんなに早いんでしょう。
15歳の1年=15分の1、45歳の1年=45分の1だとすれば、45のほうが早い気がするんですが、
科学的根拠の基の話ではないので、やはり不思議。
自分は、40過ぎてからは自分の年齢がわからなくなる時ありますが、皆様はどうですか?
さて、今回のお話。
『ハイブリッドの中古車ってどうなの?』でございます。その中でも特によく聞かれるのが、『ハイブリッドのバッテリ-ってどれくらいの年数・距離までもつの?』です。
結論はと言うと、『個体差があるので何とも言えないんです』。となります。
申し訳ありませんが、以上となります。-終話-
----いやいや、オタク何言ってるの??(怒)
確かにこれだと不安で中古車なんて買えませんよね。しかも、バッテリ-って高額だし。でも、明確な距離・年数はほんとに分からないんです。
予想が難しいのです(競馬の予想のほうが簡単かも)
10万キロで終わりを迎えるものがあれば、20万キロで終わりを迎えるものもあります。(一般的には10年/10万キロ超えたものは要注意というのが、
この業界の共通認識ではありますが・・・)
つまり、前オ-ナ-の使われ方で変わってくるのです。もう少しわかりやすく言うと、充電と放電の回数や冷却管理などでも変わります。
例えば、冷却管理で言えば、通気口にほこりが溜まってたり、ひざ掛けやクッションでふさがれてたりすると、バッテリ温度が上昇し、性能が低下します。
(電池は熱に弱い)
電池の消耗・劣化の進行具合は、スマホバッテリに似ていますが、クルマの場合は、一般的に、それが症状として如実に現れることは少ないです。
劣化かどうかは専用診断機を使わないと判断できません。つまり、発見しにくいということ。
なので、展示されてる段階でバッテリが健康かどうかの見極めは事実上、不可能なんです。
では、お客様が判断する材料は全くないのか?
いいえ、安心して信頼して頂ける材料ならあります。記録簿と診断書です!
当店の中古車は全て新車時からの記録簿付き★しかも、認定中古車なら、ハイブリッド診断書&長期保証付き!
記録簿には、その車がこの世で初めてナンバ-プレ-トを付けた日や、距離計の交換歴、整備歴などが記載されてます。(母子手帳みたいな)
通常、トヨタで点検や車検行う場合、必ずハイブリッドシステムチェックを行います。(上記画像)
最近のクルマは車両の設備が全てコンピュ-タネットワ-クでつながってます。具体的な例として、
ハイブリッドの点検したら、そこに遠くつながっているドアロック系統の故障を発見できちゃったことなんてこともあります。
当店のハイブリッドカ-(トヨタ車)は全てシステムチェック済!
安心して選べる材料が当店には揃っております。
でも、不安な時は思い切ってスタッフに聞いちゃって見てくださいネ。
走行距離が気になる
2021.03.30
皆様、いつもブログを見ていただきありがとうございます。
暖かくなり、新生活が始まり、ウキウキ気分だったり、その逆にストレスで急に疲れたり。
感情のバランスと体調を崩しやすいこの時節、皆様、お体どうぞご自愛くださいませ。
さて、今回は、走行距離についてお話します。
『距離数のなるべく少ないのを探してます-』『5万キロ超えたのはチョット・・・』
お客様の希望をお伺いすると必ずと言っていいほどこのフレ-ズが出ます。誰だって、距離数少ないのが買いたいですよね!
ネット検索の時も、距離が少ない物件を重点的に検索しますよね。
距離少=程度良さそう 距離多=程度悪そう
このイメ-ジ、正しいです。・・・が、半分は正しくないです。なぜでしょう。それは、
1・前オ-ナ-様の使われ方が千差万別だから
2・経年はごまかせない
だからです。1については、中古車なら当然のことで想像つくと思います。では、2についてはどうでしょう?
例えば、ネット検索してたら、10年/10万キロの中古車と10年/1万キロの中古車がヒットしました。とします。
予算はさておいて、とりあえず選ぶのは1万キロの方ですよね。当然です。
で気になったので実車見たら、なんか10万キロの方が手入れされてた感じでキレイ。1万キロの方は、なんかあまりよくない感じなんだよなぁ・・。
ネジも錆びてるし、
ほんとに1万キロ?。
ここまで極端な例は少ないですが、これ、正真正銘の1万キロだからコンディションが良くないんです。
どゆコト??
距離が少なくても10年経ってることには変わりないということ。日本は世界的に見ても割と高温多湿な国。
クルマって、高温多湿に弱いんです。特に湿気は、車内外構わずまとわりつきます
通常は走行すれば勝手に湿気が抜けますが、動かない期間が長いと湿気は内外にたまり続けます。エアコン内部、エンジン内部や燃料タンクにブレ-キ・・どれも重要
部品。そんなところにまで湿気が溜まります。だから窓開けて換気も意味なし。
それが10年も続けば、画像のように錆びたり、隙間に泥やコケが溜まったりしてそこからまた錆びたり腐ったりします。
これが、いわゆる、『経年劣化』というものです。
画像は平成13年式・走行6.7万キロの車両(20年落ちで6万キロ台は少ないのです)
走行距離が少ない車に見られる現象その1 (走れば抜ける湿気も、それがないと錆びちゃいます)
その2 (泥ゴミが溜まって長期間にわたり湿った状態に、また排水できずそこから腐食なんてことも)
その3 (湿気が抜けず、水はけが悪かったためコケが発生)
というわけで、走行の極端に少ない車は魅力を感じますが、必ず実車を見る必要がございます。
見るポイントは、上記のような、各部のサビ、隙間のゴミ、汚れ・コケ付着などです。実は外観のこの辺だけ見ればある程度判断ついちゃいます。
(すべてにあてはまるということではございません)
なお、当店でも過少走行車が稀に入荷しますが、厳しい基準をクリアしたものだけを販売しております。
しかし、総合的な判断はハードルが高いかもしれません・・、そんなときは当店の優し~いスタッフに聞いちゃって見てくださいネ♪
(買わなくてもOKですョ-)
この車って事故車ですか?
2021.03.28
皆様、いつも当店ブログを見ていただきありがとうございます。
前回に続き今回も『この車って修復歴あり?事故車ですか?』についてのお話。
今回は、後部編です。
後部をぶつける、ぶつけてしまうケ-ス、実はとても多いんです。
後部といっても様々で、
1・真正面から追突されたケ-ス
2・斜めから追突されたケ-ス
3・自分でポ-ルやブロック塀にぶつけてしまったケ-ス
4・床下を乗り上げてしまったケ-ス
などなど・・・どれも度合いによっては、修復歴となります。
前部でもそうですが、後部でも骨格(=フレ-ム)やパネルを修正や交換した場合に、修復歴となります。
しかし、バンパ-交換やパネルの軽微な修正、交換、軽微な突き上げ(縁石などに乗り上げた)やへこみなどは修復歴にはなりません。
ちなみに、事故で車体が損傷を受ける部位は、圧倒的に車の下半身=ドアハンドルから下側が多いです。
前も後ろも同じ。なので、そこより上側=上半身側を大きく修復している車は、かなりの修復度合いと言えますので、あまりオススメしません。
では、後部のどこを見るべきなのかお話しします。
1・トランクを開けましょう
2・カ-ペットまたはマットをめくりましょう(スタッフにお願いしてもOK。少しでもOK)
以上。
一般的な乗用車の例(ミニバン、SUVはここまで見ることができない場合もあります)
前部と違い、後部は車室の一部で、部品点数も多くなく内装部品を外せば構造は単純なのでよく見えて判断しやすいんですが、
ここまでむき出しにするのは結構大変なこともあります。でも、見るのと見ないのではやはり大違い。
明らかに雨漏れとかへこんだり、錆びてたりしてれば判断に迷うことはないですが、自分での判断が相当難しいので、
思い切ってスタッフに聞いちゃって見てくださいね。
ちなみに、修復歴があっても、シ-ラ-や塗装の仕上げなどが正確になされていれば、問題ありません。
日本の板金技術は優秀です。
修復したことが問題なのではなく、修復後の仕上げがどうなのかが問題なのです。
当店では、このような修復歴修履歴のある車を率先してオススメすることはしませんが、その分価格を安くをご提供しております。
『運命の一台かも・・』と、思ったクルマが修復修履歴あるものでしたら、
一度、スタッフにお声かけくださいネ。
優しく詳しく丁寧にご説明させて頂きます!(買わなくてもOKです)
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